クラシックラディを検索していて困ったのが、年数表記のない旧仕様の情報が検索結果に残っていたことです。現行の公式ページで確認した商品名は「The Classic Laddie 10 Aged Years」。いつの間にか10年表記になっていて、どれが今の中身なのか分かるまでに少し時間がかかりました。
中身も、アイラ島のイメージからすると意外でした。煙ではなく、熟した果樹園の果実、柑橘、花。同じ蒸溜所がポートシャーロットやオクトモアという強烈なスモーキー系も造っていると知ると、この振れ幅だけでも面白くなってきます。まだ飲んでいませんが、調べたことを整理しておきます。
いつの間にか10年表記になっていた
現行の公式商品名は「The Classic Laddie 10 Aged Years」です。最低10年熟成で、蒸留後はアイラ島から出さず、全期間を島内で熟成します。ノンピート、50%、100%スコットランド産大麦、無着色のノンチルフィルターという仕様です。
旧仕様には年数表記がなかったので、いま店頭やネットで選ぶなら、10年表記の有無で新旧を見分けることになります。私のように検索で新旧の情報が混ざって混乱する人は、公式ページの商品名を基準にするのが確実そうです。
ノートに並ぶのは果樹園と花
公式の香りには、熟した果樹園の果実、トーストしたオーク、花、レモンの皮、オレンジ、アプリコット、マンゴー、桃が並びます。味はオレンジの柑橘、砂糖漬けの皮、大麦糖、マジパン、ココナツ、アーモンド、杉。そこへゼラニウムやバラ、わずかな塩気が重なります。
アイラ島の銘柄と聞くと、つい煙を想像してしまいますが、このノートで目立つのは果実と花です。度数の50%も、蒸溜所の説明では強さの誇示ではなく、大麦の味を薄めずに前に出すための数字なのだそうです。
ボトル裏のコードで中身を調べられる
面白いのは、公式が「完全な均一性を目指さない」と明記していることです。大麦の産地や蒸留年、樽の組み合わせはバッチごとにマスターブレンダーが調整していて、ボトル背面の5桁コードを公式ページに入力すると、そのバッチに使われた蒸留年、大麦の由来、樽の種類などを確認できます。
定番品は毎回同じ味であるべき、という考え方の逆を行く仕組みです。自分の買った一本のレシピを調べられるというのは、経理で証憑をたどれるのに似た安心感があって、個人的にかなり好きな仕組みです。
同じ蒸溜所の3系統を並べる
| 銘柄 | ピート | 見どころ |
|---|---|---|
| クラシックラディ10年 | ノンピート | 果樹園の果実、柑橘、花、海 |
| ポートシャーロット10年 | ヘビーピート | 40ppmの煙と甘さ、アイラ島内完結 |
| オクトモア16.1 | スーパーヘビーピート | 101.4ppm、59.3%、5年熟成 |
同じ蒸溜所なのに、ここまで振り幅があります。クラシックラディの大麦と果実を基準にして、ポートシャーロット、オクトモアと煙を増やしていく。そんな飲み比べも、かなり面白そうです。
大麦の味というものを知りたくなった
私が普段飲んでいるのは煙の強いアイラモルトばかりで、「大麦そのものの味」を意識して飲んだことは、正直ありません。ピートも着色もなしで、50%のまま大麦を味わわせる一本と言われると、自分がウイスキーの何を飲んできたのか、少し試されている気分になります。
買ったら、公式ノートにある加水後のオレンジや花、塩気まで含めて、その日いちばん分かりやすい香りを一つずつ探してみるつもりです。まずはボトル裏のコードを公式ページに入れるところから始めたいと思います。
お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。体質や体調に合わせ、無理のない量で楽しんでください。
