簿記を学んで会社(マイクロ法人)を立ち上げ、事業成功からのFIREを目指す新米社長の壮大なる備忘録

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オーチャードハウスを飲んでみた|果樹園のような香りでウイスキー趣味の入口に

コンパスボックス オーチャードハウスの実物ボトル 息抜き

名前のとおり、本当に果樹園っぽい。

コンパスボックスの「オーチャードハウス」を実際に飲んで、最初に出てきた感想がこれでした。リンゴだけ、洋梨だけと一つに決めるのは難しく、果物をいくつも置いた場所に入ったような香りに感じます。

ラフロイグ10年アードベッグ10年のハイボールと比べると、違いはかなり分かりやすいです。こちらは強いピート香より、果実とモルトの甘さが先に来ます。その日の気分で、スモーキーかフルーティーかを選べるのが面白いところです。

ウイスキーに興味はあるけれど、煙や薬品を思わせる香りが心配。もし知人にそう相談されたら、私はまずこれを挙げると思います。

オーチャードハウスはブレンデッドモルト

今回飲んだのは、コンパスボックスの「オーチャードハウス(Orchard House)」です。

種類は、一つの蒸溜所だけで作るシングルモルトではなく、複数の蒸溜所のモルトウイスキーを組み合わせたブレンデッドモルト。グレーンウイスキーは使わず、モルト原酒だけで果実を中心にした味を組み立てています。700ml、46%、無着色のノンチルフィルターで、公式ノートに並ぶのはリンゴ、洋梨、柑橘、はちみつ、バニラです。

本当に果樹園感がある

「果樹園という名前だから、そう思い込んでいるだけでは?」と少し疑いながら飲みました。

それでも、グラスから出てくる果実のまとまりはかなり分かりやすかったです。私には、収穫された果物が一か所に集まっているような明るい香りとして感じられました。

この感想は、公式テイスティングノートとも大きく離れていません。公式は香りにリンゴと洋梨、かすかなパイナップル、レモン、ライムの皮、アールグレイティーを挙げています。味にはモルトとジンジャー、余韻にはハニー、野イチゴ、バニラのショートブレッドです。

赤リンゴだけ、洋梨だけという単純な果実酒ではなく、柑橘の明るさ、モルト、はちみつ、焼き菓子の甘さまで重なるため、「果樹園感」という少し曖昧な言葉のほうが、かえって合うように思いました。

強いピートが中心ではない

アイラモルトと比べると、クセはかなり穏やかです。

ただし、ピートの要素がまったくないとは言い切れません。現行の公式レシピシートにはカリラ蒸溜所の原酒も少量含まれ、そこには煙、アーモンド、バニラという説明があります。日本向けの公式案内も、オーチャードハウスの特徴として「微かに香る甘いピート」に触れています。

それでも、飲んで最初に気づいたのは強烈な煙ではなく、リンゴ、洋梨、はちみつ、バニラでした。ラフロイグの薬品や海藻、アードベッグのタールや黒こしょうを思わせる香りとは、かなり違います。

ピート香が好きかどうかもまだ分からない段階で、最初から非常にスモーキーな銘柄に進むのが不安なら、オーチャードハウスのほうがウイスキーの甘さや香りをつかみやすいと思います。

どんなウイスキーを混ぜている?

現行の公式レシピシートには、リンクウッド、クライヌリッシュ、グレンマレイ、アベラワーの町に近い非公開蒸溜所、カリラなどが記載されています。

主な原酒・材料樽・公式ノート
リンクウッドファーストフィル・バーボン樽。リンゴの花、バニラ
クライヌリッシュオロロソシェリー樽。赤リンゴ、サルタナレーズン、モルト
グレンマレイファーストフィル・バーボン樽。ファッジ、リンゴ、モルト
カリラファーストフィル・バーボン樽。煙、アーモンド、バニラ
特注フレンチオーク強めのトースト。チョコレート、シナモン、ジンジャー

果実味のある蒸溜所をただ集めるのではなく、バーボン樽のバニラやはちみつ、シェリー樽の赤い果実、フレンチオークのスパイス、少量の煙を重ねています。

コンパスボックスは、どの蒸溜所の原酒や樽を使ったのかをレシピシートでかなり詳しく公開しています。私が感じた果実の香りも、そこに並ぶリンゴ、バニラ、赤い果実という説明を読むと納得できました。

46%でも身構えずに飲めた

アルコール度数は46%なので、数字だけなら決して低くありません。ところが、香りの中心が果実と甘さであるため、同じような度数の強いピート系より身構えずに飲めました。

飲みやすく感じた理由を調べてみると、樽詰め時の度数まで話が出てきます。公式解説によると、原酒の約3分の2は一般的な63.5%ではなく58%で樽に詰められ、オークからバニラのクリーミーさや柑橘系の甘さを引き出しているそうです。一杯の印象から、こういう造りの話まで広がるのも面白いところです。

夏の暑い日のハイボールが最高だった

公式が特にすすめているのもハイボールです。氷を入れたグラスにオーチャードハウスを50ml注ぎ、ソーダで満たす。リンゴ、柑橘、洋梨を飾るレシピまで紹介されています。

実際に飲んでも、オーチャードハウスのハイボールはかなり好きです。夏の暑い日に冷たくして飲むと、果実感と炭酸の爽やかさがよく合います。ピートの強さを楽しむハイボールとは違う、明るいフルーツ感が最高でした。アイラ系のハイボールは魚介やスモーキーなチーズと合わせたくなりますが、こちらは暑さそのものが肴になる感じです。

ウイスキーにハマりたい人にもすすめやすい

オーチャードハウスを飲んで面白かったのは、「果樹園」という名前が大げさに感じなかったことです。

飲んで果実の香りが気になり、次にどの原酒や樽から来るのかを調べたくなりました。一杯から蒸溜所や樽の話に進めるのは、ウイスキーを趣味にする楽しさだと思います。

価格は2026年7月末に確認した範囲で、正規品・並行品を含めて6,700円台から7,500円前後でした(送料や箱の有無で変わります)。強いピート香が不安なら、果実を中心にしたこの一本から入るのは十分ありです。私自身は、夏の暑い日にまたこのハイボールを作りたくなりました。

お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。体質や体調に合わせ、無理のない量で楽しんでください。妊娠中・授乳期の飲酒は避けてください。

確認した公式情報と価格