BIG BANGのNo.1012で最初に気になったのは、使っているホップがCitra一種類だけだったことです。うちゅうブルーイングのDIPAは何品種も重ねる印象があったので、この潔さは逆に目立ちます。
度数は8%。公式ノートにはグレープフルーツ、桃、マンダリン、パイナップル、オレンジとあります。一種類のホップから五つの果物。まだ飲む機会はありませんが、この足し算が合うのかどうかが気になって、記録を読み込みました。
公式の商品説明は大爆発から始まる
公式の商品説明は、宇宙の始まりに大爆発が起き、多次元と混沌が生まれ、やがて調和と生命につながるという物語です。かなり大きな話ですが、バッチ情報のほうはCitra一種類、8%と、拍子抜けするほど具体的に書かれています。この落差がうちゅうブルーイングらしいところです。
Citra一種類で五つの果実
No.1012はTDH DIPAで、原材料は麦芽、オーツ麦、ホップ、糖類。ホップはCitraだけです。Citraと聞くと柑橘を思い浮かべますが、公式ノートには桃とパイナップルも出てきます。
グレープフルーツやオレンジは分かる気がします。でも、一種類のホップで桃まで出るものなのでしょうか。ここが、このバッチでいちばん確かめたくなった点です。
同じホップを三度重ねる意味
TDHはトリプルドライホップの略で、同じCitraを三度のドライホッピングに使っています。品種を増やして香りを重ねるのではなく、一種類を回数で重ねる。8%という度数も合わせて、Citraという品種の全部を見せるためのレシピなのだと思います。
WHITE HOLEと正反対のレシピ
5種類のホップを重ねるWHITE HOLEが「品種の掛け算」だとすると、BIG BANGは「一種類の深掘り」です。同じブルワリーのDIPAでも、レシピの考え方が正反対なのが面白いところです。
Citra一本勝負で公式ノートに五つの果実が並ぶのか、それとも柑橘一色に感じるのか。次の醸造で同じホップになるとは限らないので、買うときは番号まで確認して、この記録と見比べるつもりです。
バッチNo.1012は公式ページに残る過去バッチの記録です。現在販売中の仕様ではありません。お酒は20歳になってから。飲酒運転は禁止されています。
