コンサル・講師業では、移動、教材、打ち合わせ、オンラインツールなどの支出が中心になります。
結論だけで見ると経費にできそうでも、税務では「事業に直接必要か」「私用や生活費と分けられるか」「支払内容を後から説明できるか」が重要です。この記事では、国税庁の公開情報を確認したうえで、一人会社・個人事業主が実務で迷いやすい判断軸に絞って整理します。
先に結論
売上獲得、顧客対応、講座提供に直接必要な支出は経費にしやすい一方、会食や自己啓発との境界は説明が必要です。参加者、目的、案件名を残します。
| 状況 | 扱い | 見るポイント |
|---|---|---|
| 交通費 | 旅費交通費 | 訪問先と目的 |
| 教材・書籍 | 新聞図書費・研修費 | 講座や案件との関係 |
| 会食・打ち合わせ | 会議費・交際費 | 相手と目的 |
判断基準
人と会う仕事では、誰と何のために使ったかが証拠になります。
- 顧客や受講者との関係があるか
- 教材や講座内容に直接関係するか
- 飲食の相手・目的・場所を記録しているか
- オンラインツールの利用目的が明確か
残す証拠
経費性を説明するには、支払った事実だけでなく、何のために使ったかが分かる資料を残します。
| 残すもの | 目的 |
|---|---|
| 交通系IC履歴・領収書 | 訪問先と金額を確認する |
| 参加者・目的メモ | 会議費や交際費の根拠にする |
| 教材の購入履歴 | 講座や案件との関係を残す |
| 契約書・請求書 | 売上とのつながりを確認する |
仕訳・処理例
顧客訪問の交通費1,200円と打ち合わせカフェ代1,100円の例です。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 旅費交通費 | 1,200 | 現金 | 1,200 | 顧客訪問 |
| 会議費 | 1,100 | 未払金 | 1,100 | 打ち合わせ飲食代 |
注意点
- 一人での飲食は会議費ではなく、作業場所代として説明できるかを見ます
- 自己啓発色の強い講座は業務関連性を残します
- 会食は相手、目的、参加者を必ずメモします
参考にした公式情報
必要経費、家事関連費、帳簿書類保存、電子取引データ保存、役員貸付金に関する部分は、次の公的情報を確認しています。個別の金額が大きい場合や判断が難しい場合は、税理士にも確認してください。
関連記事
近いテーマの記事もあわせて読むと、経費判断、証拠保存、仕訳のつながりを整理しやすくなります。


