こんにちは、日々会社と個人事業主での事業を行ったり来たりしている新米社長です。
この記事では、オンライン講座の受講料を支払ったときに使う勘定科目と、研修費・新聞図書費・支払手数料の使い分けを整理します。
Udemyのような動画講座、資格講座、業務スキルを学ぶオンライン講座は、事業に必要な知識や技術の習得を目的としていれば経費処理を検討できます。ポイントは、学習内容と事業との関係を説明できるかどうかです。
オンライン講座の受講料に使う勘定科目
オンライン講座の受講料は、業務に必要な知識や技術を学ぶ目的であれば、研修費で処理することが多いです。
動画教材や電子書籍に近い性質であれば新聞図書費、プラットフォームへの利用料として管理するなら支払手数料にする考え方もあります。講座の内容と利用目的に合わせて判断します。
| 使い方 | 候補になる勘定科目 | 考え方 |
|---|---|---|
| 業務スキルや専門知識の習得 | 研修費 | 仕事に必要な学習・研修として管理する |
| 動画教材や資料を購入した性質が強い | 新聞図書費 | 書籍・教材に近い情報収集費として管理する |
| 月額学習サービスの利用料 | 支払手数料 | オンラインサービス利用料として管理する |
資格取得のための講座や趣味に近い講座は、事業との関係を説明できるかが重要です。現在の業務に直接関係する内容であれば経費にしやすく、個人的な教養や将来の希望だけでは慎重な判断が必要です。
勘定科目を判断するときのポイント
オンライン講座の受講料は、講座名だけではなく、何を学び、その知識をどの業務で使うのかを確認します。たとえば次のようなケースは事業との関連性を説明しやすいです。
- プログラミング、会計、マーケティング、デザインなど現在の業務に必要な講座
- 顧客対応、営業、資料作成など売上や業務改善につながる講座
- 既存事業で扱っている分野の専門知識を深める講座
一方で、事業と関係の薄い趣味講座や、個人的な資格取得の色合いが強い講座は、全額を経費にするのは慎重に考えた方がよいです。講座の受講理由や業務での活用予定をメモしておくと、後から判断しやすくなります。
教材費との違いで迷う場合は、Udemyの記事や業務外注化の教科書の記事も参考になります。
仕訳例
業務に必要なオンライン講座の受講料9,800円をクレジットカードで支払った場合は、たとえば次のように処理します。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 研修費 | 9,800 | 未払金 | 9,800 |
動画教材や資料の購入に近い性質であれば、新聞図書費として処理することもあります。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 新聞図書費 | 9,800 | 未払金 | 9,800 |
後日、クレジットカードの引き落としが普通預金から行われたときは、未払金を消し込みます。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 未払金 | 9,800 | 普通預金 | 9,800 |
個人事業主が個人カードで支払った場合は、貸方を事業主借として処理することもあります。法人で役員や従業員が立て替えた場合は、立替精算のルールに合わせて処理します。
経費処理で残しておきたい資料
オンライン講座は、あとから見ると講座内容がわかりにくいことがあります。支払い資料に加えて、講座の概要や業務との関係がわかる資料を残しておくと安心です。
- 領収書、請求書、クレジットカード明細
- 講座名、講師名、受講期間、購入日がわかる画面
- 講座カリキュラムや学習内容のスクリーンショット
- どの業務で使う知識なのかを説明するメモ
消費税の処理は、請求元が国内事業者か国外事業者か、請求書の記載内容がどうなっているかによって扱いが変わることがあります。課税事業者の場合は、インボイスの有無も確認しておきましょう。
経費判断や証憑保存については、青色申告で経費にできるものや経費になる領収書の記事も参考になります。
実務メモ
オンライン講座の受講料の処理で迷ったときは、最初に「支出の内容」「支払った人」「事業で使った理由」を短くメモしておくと、あとから帳簿を見返すときに判断しやすくなります。領収書だけを見ると用途が分からない支出でも、購入時のメモが残っていれば、月次処理や確定申告のときに確認する時間を減らせます。
同じ支出でも、個人事業主と法人、現金払いとカード払い、事業専用と私用兼用では処理が変わることがあります。個人カードで支払った場合は、費用科目を変えるのではなく、相手科目として事業主借や役員借入金を使うケースがあります。借方の費用科目と貸方の支払方法を分けて考えるのがポイントです。
私用と事業用が混ざる支出は、全額を経費にする前に、どの部分が事業に必要だったのかを説明できるか確認します。面積、時間、利用回数、参加者、利用目的など、数字や事実で説明できる基準を残しておくと、後から見ても無理のない処理になります。
前年と違う科目に変える場合は、なぜ変えたのかを説明できるようにしておきます。経費処理は一回ごとの正解探しだけでなく、継続して見ても無理のない処理にすることが大切です。判断に迷う金額の大きい支出や制度が絡む支出は、会計ソフトの入力前に専門家へ確認する余地も残しておきましょう。
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