支払地代と支払家賃の違い|仕訳例で整理

簿記学習 簿記3級

支払地代と支払家賃は、どちらも場所を借りるために支払う費用の勘定科目です。

違いは、土地を借りているのか、建物や部屋を借りているのかです。土地の利用料なら支払地代、建物や事務所の利用料なら支払家賃を使います。

このページでは、支払地代と支払家賃の違い、仕訳例、前払地代・前払家賃の決算整理仕訳を整理します。

支払地代と支払家賃の違い

支払地代と支払家賃は、借りている対象で分けます。

勘定科目使う場面
支払地代土地を借りるために支払う費用駐車場用地、資材置き場、借地の地代
支払家賃建物や部屋を借りるために支払う費用事務所、店舗、倉庫、社宅の家賃

どちらも費用の科目です。費用が発生したときは借方に記入します。

支払地代を使う場面

支払地代は、土地を借りるための費用を処理するときに使います。

たとえば、事業用の駐車場用地、資材置き場、借地の地代などです。建物そのものではなく、土地を使うための支払いである点がポイントです。

支払家賃を使う場面

支払家賃は、建物や部屋を借りるための費用を処理するときに使います。

たとえば、事務所、店舗、倉庫、社宅などの家賃です。土地と建物が一体で請求される場合は、契約書や請求書の内訳を確認して処理します。

仕訳例

事業用の土地の地代100,000円を現金で支払った場合は、次のように処理します。

借方金額貸方金額
支払地代100,000現金100,000

事務所の家賃150,000円を普通預金から支払った場合は、次のように処理します。

借方金額貸方金額
支払家賃150,000普通預金150,000

どちらも支払い時の仕訳はシンプルですが、決算日をまたぐ前払いがある場合は、当期分と翌期分を分けて考えます。

前払いがある場合の決算整理

当期に支払った地代や家賃の中に翌期分が含まれている場合、翌期分は前払費用として繰り延べます。

たとえば、支払地代120,000円のうち20,000円が翌期分だった場合は、決算日に次のように処理します。

借方金額貸方金額
前払地代20,000支払地代20,000

家賃の場合も考え方は同じです。支払家賃150,000円のうち50,000円が翌期分だった場合は、次のように処理します。

借方金額貸方金額
前払家賃50,000支払家賃50,000

前払いの考え方は、前払費用前払地代前払家賃の記事もあわせて確認すると整理しやすくなります。

月数で分ける必要がある場合は、月割計算の考え方も使います。

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