支払地代と支払家賃は、どちらも場所を借りるために支払う費用の勘定科目です。
違いは、土地を借りているのか、建物や部屋を借りているのかです。土地の利用料なら支払地代、建物や事務所の利用料なら支払家賃を使います。
このページでは、支払地代と支払家賃の違い、仕訳例、前払地代・前払家賃の決算整理仕訳を整理します。
支払地代と支払家賃の違い
支払地代と支払家賃は、借りている対象で分けます。
| 勘定科目 | 使う場面 | 例 |
|---|---|---|
| 支払地代 | 土地を借りるために支払う費用 | 駐車場用地、資材置き場、借地の地代 |
| 支払家賃 | 建物や部屋を借りるために支払う費用 | 事務所、店舗、倉庫、社宅の家賃 |
どちらも費用の科目です。費用が発生したときは借方に記入します。
支払地代を使う場面
支払地代は、土地を借りるための費用を処理するときに使います。
たとえば、事業用の駐車場用地、資材置き場、借地の地代などです。建物そのものではなく、土地を使うための支払いである点がポイントです。
支払家賃を使う場面
支払家賃は、建物や部屋を借りるための費用を処理するときに使います。
たとえば、事務所、店舗、倉庫、社宅などの家賃です。土地と建物が一体で請求される場合は、契約書や請求書の内訳を確認して処理します。
仕訳例
事業用の土地の地代100,000円を現金で支払った場合は、次のように処理します。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 支払地代 | 100,000 | 現金 | 100,000 |
事務所の家賃150,000円を普通預金から支払った場合は、次のように処理します。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 支払家賃 | 150,000 | 普通預金 | 150,000 |
どちらも支払い時の仕訳はシンプルですが、決算日をまたぐ前払いがある場合は、当期分と翌期分を分けて考えます。
前払いがある場合の決算整理
当期に支払った地代や家賃の中に翌期分が含まれている場合、翌期分は前払費用として繰り延べます。
たとえば、支払地代120,000円のうち20,000円が翌期分だった場合は、決算日に次のように処理します。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 前払地代 | 20,000 | 支払地代 | 20,000 |
家賃の場合も考え方は同じです。支払家賃150,000円のうち50,000円が翌期分だった場合は、次のように処理します。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 前払家賃 | 50,000 | 支払家賃 | 50,000 |
前払いの考え方は、前払費用、前払地代、前払家賃の記事もあわせて確認すると整理しやすくなります。
月数で分ける必要がある場合は、月割計算の考え方も使います。

