こんにちは、日々会社と個人事業主での事業を行ったり来たりしている新米社長です。
AIツール代は用途が広いため、税務調査や社内確認で何に使ったかを聞かれると説明に困ることがあります。
監査対応といっても、大げさなログではなく、業務利用を説明できる最低限の記録が大切です。
結論
請求書、利用目的、案件名、承認履歴がつながっていれば、AIツール代はかなり説明しやすくなります。
一人会社や個人事業主の場合、細かい管理表を増やしすぎるより、月次で確認できる形に絞るほうが続きます。まずは通信費を基本にして、案件や用途がはっきり分かれるものだけ売上原価、支払手数料、調査費などに分けます。
AIツール代は、金額だけを見ると小さく見えます。ただ、ChatGPT、Claude、画像生成AI、議事録AI、開発支援AIのように用途が分かれると、いつの間にか固定費が増えます。だからこそ、節税テクニックとしてではなく、毎月の事業コストを把握するための経理ルールとして考えるのが大事です。
実務フロー
実際の経理では、支払ったあとに思い出すより、契約した時点で記録の置き場所を決めておくほうが楽です。
| 手順 | やること | 見るポイント |
|---|---|---|
| 支払記録 | 請求書と明細を保存する | 金額と期間を見る |
| 利用記録 | 案件名や成果物を残す | 業務との関係を見る |
| 承認記録 | 契約・更新の判断を残す | 不要契約ではないことを見る |
このフローは、税理士に渡す資料を増やすためではなく、未来の自分が迷わないためのものです。特に一人会社では、契約した本人、支払った本人、会計入力する本人が同じになりやすいので、記憶に頼ると数か月後に分からなくなります。
チェックリスト
毎回すべてを完璧に残す必要はありませんが、後から説明できない支出を作らないことが大切です。
- 支払先とサービス名を説明できる
- 何の業務で使ったか説明できる
- 案件利用なら案件名が残っている
- チーム利用なら利用者が分かる
チェックリストは、毎月の経理で同じ順番で見ると効果が出ます。AIツール代は新しいサービス名で請求されることも多いため、カード明細を見て分からない支払いがあれば、その場でサービス名と用途をメモしておくのがおすすめです。
仕訳例
案件にひもづく利用料は、通信費ではなく売上原価として整理することもあります。
| タイミング | 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|---|
| カード利用時 | 通信費 | 11,000 | 未払金 | 11,000 |
| 口座引落時 | 未払金 | 11,000 | 普通預金 | 11,000 |
社長の個人カードで支払った場合は、法人なら役員借入金、個人事業主なら事業主借などを使うことがあります。経費の科目と支払方法の科目は別なので、通信費か売上原価かを決める前に、誰がどのカードで払ったかも確認します。
残す資料
AIツール代は、請求書だけでは用途が分かりにくいことがあります。会計ソフトの摘要やメモに、短くてもよいので判断材料を残します。
- 請求書
- 案件メモ
- 利用者一覧
- 契約承認メモ
資料を残すときは、きれいな台帳を作ることより、検索できることを優先します。年月、サービス名、用途、案件名のどれかで探せる状態にしておけば、決算前や税理士確認のときにかなり助かります。
逆に、なんとなく便利だから使っているだけのツールは、経費性を説明しにくくなります。契約を続けるなら、売上づくり、制作、開発、経理、営業など、どの業務を軽くしているのかを一言で言える状態にしておきましょう。
迷った支出は、その月のうちにメモします。翌月に回すほど、なぜ契約したのかを思い出しにくくなります。


