こんにちは、マイクロ法人スタイルで日々小規模に事業を行っている新米社長です。
私も仕事で時折レターパックを使っています。経理で最初に迷ったのは、購入代を「郵送代」として一律に処理してよいのか、という点でした。
先に結論を言うと、請求書や契約書などの書類を送るなら通信費、商品やサンプルを発送するなら荷造発送費が候補です。未使用分が決算期末に残っている場合は、貯蔵品への振り替えも確認します。
| レターパックの用途 | 勘定科目の候補 | 確認すること |
|---|---|---|
| 請求書・契約書などの郵送 | 通信費 | 同じ用途は継続して同じ科目を使う |
| 商品・サンプルの発送 | 荷造発送費 | 売上に伴う発送費として区分するか |
| 決算日に残った未使用分 | 貯蔵品 | 金額の重要性と社内の経理方針 |
レターパックとは?

レターパックは日本郵便株式会社が提供しているサービスで、A4サイズ・4kgまで全国一律料金で、信書も送れます。
2026年5月時点の料金は、レターパックプラスが600円、レターパックライトが430円です。レターパックライトは厚さ3cm以内、レターパックプラスは厚さ制限がなく対面で配達されます。
私も仕事で時折利用していますが、送りたいものを詰め込んで投函するだけなので楽なのですよね。
もちろん、追跡番号も発行されるので便利。対面で届けてくれるレターパックプラスを利用しています。
レターパックの特徴

私が実際に使っていて便利だと感じる点は、次の3つです。
- 追跡番号があるため、発送後に配達状況を確認できます。
- 料金は日本全国一律600円または430円となっています。料金が予め決まっているのも計算しやすく良いですね。
- 郵便窓口への差出しのほか、ポスト投函も可能です。レターパックを購入しておいて、必要になったら郵便物を入れてポスト投函、という形で利用できます。
ちなみに
- 対面で届けてくれ受領印をもらってくれるレターパックプラス(600円)
- 郵便受けに投函されるレターパックライト(430円)
という2種類のラインナップとなっています。
さて、このレターパックですが、購入した際の費用は、どの勘定科目になるのでしょうか?
次は簿記の仕訳に関する話題となります。
レターパックの勘定科目は通信費か荷造発送費

レターパック購入時の仕訳を行う際の勘定科目は通信費として計上するのが一般的です。請求書、契約書、領収書など、事業上の書類を送るために購入した場合は通信費で処理すると整理しやすいです。
商品やサンプル品を顧客へ発送するために使う場合は、発送費や荷造発送費として処理することもあります。どちらを使う場合でも、同じ用途の支出は継続して同じ勘定科目で処理することが大切です。
決算期末時には貯蔵品に振り替える処理が発生する
決算期末時の棚卸しの仕訳を行う際には貯蔵品として計上するのが一般的なため、通信費を貯蔵品に振り替える処理を行います。
ここについては下記の決算の記事で解説しているので、読んでみてください。
関連リンク:簿記3級の決算手続きの流れ
未使用分の考え方は、貯蔵品のページで詳しく整理しています。
レターパック購入時と決算時の仕訳例
書類送付用として購入し、税込経理で通信費を使う場合の例です。
- レターパックプラス20部セットを12,000円で購入。支払いは現金を用いる
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 通信費 | 12,000 | 現金 | 12,000 |
決算日にレターパックプラスが2部残っていた場合は、未使用分1,200円を貯蔵品へ振り替えます。
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 貯蔵品 | 1,200 | 通信費 | 1,200 |
翌期に使用する際は、社内の経理方針に沿って貯蔵品から通信費へ振り戻します。残額が少額の場合を含め、毎期同じ基準で処理できるようにしておくと迷いにくくなります。
レターパックの消費税の扱い
レターパックの消費税は、購入場所と利用時点を分けて考えます。郵便局など所定の場所で購入する郵便切手類は、購入時の譲渡が非課税とされます。一方、自社で郵送サービスを利用したときは、原則としてその役務を受けた時点の課税仕入れです。
自社で使用する郵便切手類について継続して購入時に課税仕入れとして処理する場合は、一定事項を記載した帳簿を保存することで仕入税額控除が認められる取扱いがあります。処理方法を途中で変えず、利用している会計ソフトの税区分と帳簿記載をそろえてください。
参考: 国税庁「郵便切手類又は物品切手等により課税仕入れを行った場合における課税仕入れの時期」、日本郵便「インボイスに関するQ&A」
レターパックの仕訳と証憑をまとめて残したい方へ
購入時の仕訳に、書類送付か商品発送かの用途と証憑を一緒に残すなら、freee会計
やマネーフォワード クラウド
で、摘要入力と証憑添付の手順を比べておくと、同じ用途を同じ科目で処理しやすくなります。
決算日に残っている未使用枚数は会計ソフト任せにせず、実際に数えて貯蔵品への振替要否を確認します。
関連する勘定科目
レターパックの仕訳で迷いやすい勘定科目は、通信費、発送費、貯蔵品です。郵送の目的と、決算期末に未使用分が残っているかを分けて確認すると判断しやすくなります。
料金や利用条件は変更される可能性があります。購入前に日本郵便「レターパック」で最新情報を確認してください。

