一人でAIを使った事業を始めると、最初はプロダクトや受注に意識が向きます。ただ、経理を後回しにすると、カード明細、請求書、領収書、AIツールの契約日があとから追えなくなります。
この記事では、最初から完璧な経理を作るよりも、90日後に「何に払って、どこから入金され、どの資料が残っているか」を説明できる状態を目標にします。
最初の30日で整えること
最初の30日は、支出の整理を優先します。AIツールを試す時期ほど、無料トライアル、有料プラン、年払い、個人カード払いが混ざりやすいためです。
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|---|---|---|
| 支払方法を決める | 法人カード、個人立替、口座振替を分ける | 法人カード・個人カードの整理 |
| AIツール一覧を作る | サービス名、用途、料金、契約日を残す | AIツール代の月次チェックリスト |
| 証憑保存先を決める | 請求書、領収書、カード明細を探せる状態にする | AIツール代の請求書・領収書保存ルール |
60日目までに請求と入金を整える
売上が発生し始めたら、請求書番号、支払期限、入金確認日を決めます。AI制作、AI受託、AIツールを使ったサービス提供では、売上と原価の対応もメモしておくと粗利を見やすくなります。
- 請求書番号の付け方を決める
- 入金口座を固定する
- AI API利用料や外注費を案件名でメモする
- 未入金と入金済みを月末に確認する
見積書、請求書、入金ステータスをまとめて管理したい場合は、Misoca(みそか)
のような請求書作成サービスを候補にできます。導入前には、会計ソフトとの連携や売掛金の確認方法も見ておきます。
90日目までに会計ソフトへ流す
90日目までには、会計ソフトで1か月分の取引を入力し、残高を確認するところまで試します。候補を比べるなら、freee会計
と マネーフォワード クラウド
を同じ取引で試すと、AIツール代、カード連携、請求書、証憑添付の使い勝手を見やすいです。
| 確認する取引 | 会計ソフトで見ること | 次に読む記事 |
|---|---|---|
| AIツール代 | 通信費、支払手数料、未払金、証憑添付 | 会計ソフトを入れた最初の月にやること |
| 請求書売上 | 売掛金、入金消込、請求書連携 | 請求書ソフトと会計ソフトは連携すべき? |
| API利用料 | 売上原価か通常経費か | AI API利用料は売上原価になる? |
90日後に見直すこと
90日たったら、使い続けるAIツール、解約するツール、法人化や税理士相談を検討する論点を分けます。支出の数よりも、毎月説明できる状態になっているかを見ます。
- 使っていないAIツールを解約候補にした
- 請求書と入金の一覧が残っている
- 会計ソフトで普通預金、未払金、売掛金を確認した
- 法人化、消費税、役員報酬の相談事項を整理した
90日経理で確認した公式情報
帳簿書類の保存、電子取引データの保存、請求書確認に関わる部分は国税庁の公開情報を、会計ソフトや請求書作成サービスの選択肢は各公式情報を参照しています。
90日後に読みたい記事
最初の90日で土台を作ったら、初期費用、月次経理、会計ソフト導入の記事へ進むと運用に落とし込みやすくなります。


