こんにちは、日々会社と個人事業主での事業を行ったり来たりしている新米社長です。
この記事では、一人会社が月末に最低限やっておきたい締め作業を、入金、カード、領収書、立替、未払金に分けて整理します。
既存の月次経理記事が全体像だとすると、この記事は月末に手を動かすための実務メモです。毎月同じ順番で確認できるように、チェックリストとして使いやすい粒度にしています。
月末締めで見る順番
月末締めは、仕訳を完璧にする日というより、翌月以降に迷わないように資料と残高をそろえる日です。最初に銀行、次にカード、最後に領収書と未払を確認すると流れが崩れにくくなります。
| 順番 | 確認するもの | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 法人口座の入出金 | 売上入金、振込手数料、税金、カード引落を確認する |
| 2 | 法人カード明細 | 利用内容と証憑を照合し、未払金の残高を合わせる |
| 3 | 個人カード・現金立替 | 社長立替として処理するものを拾い漏らさない |
| 4 | 請求書・領収書 | 支払先、用途、保存場所、インボイスの有無を確認する |
| 5 | 未収・未払 | 翌月にずれ込む売上や費用をメモしておく |
入金と請求書を照合する
一人会社では、請求書を出して終わりにすると売掛金が残ったままになりがちです。月末には請求書一覧と入金明細を並べ、入金済み、未入金、振込手数料差引の3つに分けます。
- 請求書番号、請求先、金額、入金予定日を一覧にする
- 入金済みなら売掛金の消し込みを確認する
- 振込手数料が差し引かれている場合は差額の処理を確認する
- 未入金は翌月の確認リストに残す
請求書番号、支払期限、入金ステータスを毎月追う運用にするなら、Misoca(みそか)
のような請求書作成サービスを使い、発行済み・未入金・再送履歴を後から確認できる形にしておくのも選択肢です。
カード明細と証憑を合わせる
法人カードは会計ソフトに自動連携できても、用途や証憑まで自動で正しく残るわけではありません。カード明細ごとに領収書、請求書、注文履歴、利用目的のメモをそろえると、あとで説明しやすくなります。
| 支出 | 月末に見る点 | よくある漏れ |
|---|---|---|
| クラウドサービス | 領収書や請求書をダウンロードしたか | カード明細だけで証憑を保存していない |
| 交通費 | 訪問先や目的をメモしたか | 移動の目的が後から分からない |
| 備品 | 金額と使用開始日を確認したか | 消耗品か固定資産かを放置する |
| 会食 | 相手先、人数、目的を残したか | 私的な食事との区別が曖昧になる |
未払金と社長立替を放置しない
一人会社で月末締めをする一番の理由は、未払金や役員借入金の残高を放置しないためです。個人カードで払った経費、現金立替、法人カードの翌月引落分は、月末に一度まとめて確認します。
- 個人カードで払った会社経費は、用途と証憑をセットにする
- 社長に返金する予定があるものは、返金日もメモする
- 法人カードの引落予定額と未払金残高を見比べる
- 金額が小さくても、毎月同じルールで処理する
翌月に残すメモ
月末締めの最後に、まだ判断できないものをメモします。大事なのは、その月に無理やり結論を出すことではなく、なぜ保留なのかを残して翌月に確認できる状態にすることです。
| 保留項目 | 残すメモ | 翌月の確認 |
|---|---|---|
| 未入金 | 請求先、金額、入金予定日 | 入金されたら売掛金を消す |
| 用途不明の支出 | 支払先、金額、確認先 | 事業利用か私用かを判断する |
| 請求書未発行 | 取引内容、請求予定日 | 発行漏れを防ぐ |
| 税金予定 | 納付先、納付期限、概算額 | 資金繰り表に反映する |
参考にした公式情報
この記事では、経理実務の考え方をまとめるにあたり、国税庁の公開情報を確認しています。個別判断は事業内容や契約内容で変わるため、金額が大きい場合や迷う場合は税理士にも確認してください。
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