アルバイトへ給与を払うときの源泉所得税|一人会社の初雇用

アルバイトへ給与を払うときの源泉所得税|一人会社の初雇用経費・経理実務

こんにちは、日々会社と個人事業主での事業を行ったり来たりしている新米社長です。

この記事では、アルバイトへ給与を払うときの源泉所得税と給与資料を整理します。

一人会社の経理は、発生した取引を後から説明できる形で残すことが大切です。この記事では、支払元、契約名義、証憑、会計ソフト上の残高をつなげて確認する前提で整理します。

まず全体像を確認する

最初に見るべきなのは、誰の取引か、どの口座・カードで動いたか、どの資料で説明できるかです。名義と実態がずれている場合は、早めにメモを残します。

会計で見るポイント

見る項目経理での考え方残す資料・注意点
扶養控除等申告書甲欄・乙欄の判断に関係提出有無を確認
源泉徴収税額税額表で計算給与台帳へ記録
通勤手当一定限度まで非課税経路や金額を保存
給与明細支給額・控除額・手取り本人交付と控えを保存

実務チェックリスト

  • 雇用契約書や労働条件通知書を用意する
  • 扶養控除等申告書を確認する
  • 給与支払日ごとに源泉徴収を計算する
  • 納付期限をカレンダーへ入れる

間違えやすいこと

  • 短時間だから源泉徴収不要と思い込む
  • 甲欄・乙欄の判断をしない
  • 交通費を全額非課税と思い込む

税額表の甲欄・乙欄・丙欄の使い分け

給与から差し引く源泉所得税は、国税庁の「給与所得の源泉徴収税額表」で求めます。どの欄を使うかは、扶養控除等申告書を出してもらっているかと、給与の払い方で決まります。

状況使う表・欄
扶養控除等申告書を出している人に月給で払う月額表の甲欄
扶養控除等申告書を出していない人に払う(掛け持ちでほかの勤務先に出しているなど)月額表または日額表の乙欄
日給・時給で、雇用期間があらかじめ2か月以内と決まっている日額表の丙欄

税額表に当てはめるのは、その月の給与から社会保険料や雇用保険料を差し引いた後の金額です。甲欄では、扶養親族等の数によって税額が変わります。乙欄は甲欄より税率が高くなるので、メインの勤務先がうちの会社なのに申告書をもらい忘れると、本人の手取りが減ってしまいます。扶養控除等申告書は、最初の給与を払う前に書いてもらいます。

仕訳の例

アルバイトに月80,000円の給与を払い、源泉所得税を差し引いた場合の形です(税額は税額表で確認した額を入れます)。

タイミング借方貸方
給与支払時給料手当 80,000普通預金(手取り額)/預り金(源泉所得税)
源泉所得税の納付時預り金普通預金

預かった源泉所得税は、原則として翌月10日までに納めます。納付の流れは源泉所得税を預かったとき・納付したときの仕訳、雇う前の準備は一人会社が初めて従業員を雇うときの経理にまとめています。

参考にした公式情報

税務、消費税、給与、帳簿保存に関する部分は、国税庁などの公開情報を確認しています。個別の判断や最新の取扱いは、公式情報や税理士・社労士にも確認してください。

関連記事

タイトルとURLをコピーしました