うくうしくうとしっくりくりしの違い|売上原価の決算整理

決算手続 決算

この記事では、簿記3級の商品売買・決算整理でつまずきやすい売上原価まわりを、覚え方と仕訳の意味に分けて整理します。

うくうしくうとしっくりくりしは、どちらも売上原価を計算するための決算整理仕訳の覚え方です。

日商簿記3級は、基本的な商業簿記と小規模企業の経理関連書類の処理を押さえる試験です。売上原価の論点は、語呂だけを暗記するよりも、期首商品、当期仕入、期末商品がどこへ移るのかを見た方が安定します。

違いは使う勘定

覚え方使う勘定仕訳の本数向いている理解
うくうしくう売上原価勘定3本売上原価へ集めて、期末商品を外す
しっくりくりし仕入勘定2本仕入勘定を売上原価になるよう調整する

最終的な売上原価の金額は、どちらの方法でも同じになります。違うのは、計算の置き場所です。

計算式は同じ

売上原価は、期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 - 期末商品棚卸高で求めます。どちらの仕訳も、この式を帳簿上で表しているだけです。

式の要素意味
期首商品棚卸高前期から残っていた商品
当期商品仕入高当期に仕入れた商品
期末商品棚卸高期末に売れ残った商品

問題文で判断する

試験問題では、「仕入勘定で売上原価を算定する」「売上原価勘定を用いる」など、方法が指定されることがあります。指定がある場合は、その方法に合わせて仕訳を作ります。

  • 仕入勘定で算定: しっくりくりし
  • 売上原価勘定を用いる: うくうしくう
  • 指定がない場合: 問題集や学校の解法に合わせる

どちらから覚えるか

最初は、売上原価の計算式を理解してから、うくうしくうを覚えると流れが見えやすいです。そのうえで、仕入勘定で処理する場合の別パターンとして、しっくりくりしを押さえると混乱しにくくなります。

参考にした公式情報

簿記3級の位置づけや試験範囲に関する部分は、日本商工会議所・商工会議所検定試験の公開情報を確認しています。受験時は最新の公式案内も確認してください。

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