うくうしくうとは?売上原価勘定の覚え方と仕訳

決算手続 決算

この記事では、簿記3級の商品売買・決算整理でつまずきやすい売上原価まわりを、覚え方と仕訳の意味に分けて整理します。

「うくうしくう」は、売上原価勘定を使って売上原価を計算するときの決算整理仕訳を、借方・貸方の順で覚えるための語呂です。

売上原価全体ではなく「うくうしくうの意味と仕訳」だけを確認したい場合は、このページを読めば足ります。売上原価の計算式や三分法全体から確認したい場合は、売上原価とは?に戻るとつながりが見えやすくなります。

日商簿記3級は、基本的な商業簿記と小規模企業の経理関連書類の処理を押さえる試験です。売上原価の論点は、語呂だけを暗記するよりも、期首商品、当期仕入、期末商品がどこへ移るのかを見た方が安定します。

知りたいこと読む記事役割
うくうしくうの意味このページ売上原価勘定を使う仕訳の覚え方を確認する
しっくりくりしの意味しっくりくりしとは?仕入勘定で売上原価を出す方法を確認する
2つの違いうくうしくうとしっくりくりしの違い問題文の指定に合わせて使い分ける
売上原価全体売上原価とは?計算式、仕訳、決算整理をまとめて確認する

うくうしくうの意味

語呂仕訳意味
うく売上原価 / 繰越商品期首に残っていた商品を売上原価へ移す
うし売上原価 / 仕入当期の仕入を売上原価へ集める
くう繰越商品 / 売上原価期末に残った商品を資産として戻す

左から順に読むと、売上原価、繰越商品、売上原価、仕入、繰越商品、売上原価です。科目名の頭文字をつなげると「うくうしくう」になります。

なぜこの順番になるか

売上原価は、売れた商品の原価だけを当期の費用にする考え方です。期首商品と当期仕入をいったん売上原価に集め、期末に売れ残った商品を繰越商品へ戻すと、売れた分だけが売上原価に残ります。

項目売上原価への影響
期首商品当期に売れた可能性があるため足す
当期仕入当期に販売するために仕入れたため足す
期末商品まだ売れていないため引く

例題で見る仕訳

期首商品200円、当期仕入1,800円、期末商品500円の場合、売上原価勘定を使う決算整理仕訳は次のようになります。

借方金額貸方金額
売上原価200繰越商品200
売上原価1,800仕入1,800
繰越商品500売上原価500

売上原価勘定には、200円と1,800円を足して、500円を差し引いた1,500円が残ります。これは「期首商品 + 当期仕入 - 期末商品」の計算式と同じです。

丸暗記で止めないコツ

  • 期首商品は前期から来た在庫なので、当期に売れたものとして売上原価へ移す
  • 当期仕入は仕入勘定から売上原価勘定へ集める
  • 期末商品はまだ売れていないため、売上原価から外して繰越商品に戻す

参考にした公式情報

簿記3級の位置づけや試験範囲に関する部分は、日本商工会議所・商工会議所検定試験の公開情報を確認しています。受験時は最新の公式案内も確認してください。

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